まものブログ

日々の記録

中学受験まで25日・志望校変更その後

下の子の中学受験まであと25日。

残り1ヶ月を切った。

以前ココ→中学受験母、キレる - まものブログ に書き殴ったように、受験本番3ヶ月前に勢いで志望校をうんとレベルアップしてしまった。

関西の中受経験者に学校名を出してこの話をしたら、その無謀さに鼻で笑われるだろう。

でも、塾の担任の先生は笑わなかったし、サラリと賛成してくれた。

いやお母さんそれは…と丁寧に引き留められると思っていたものだから、電話口で賛成されて「良いんですか?!」とこちらが驚いてしまった。

 

担任が賛成した理由と思われるのが、先生自身が昨年まで志望校のS中対策チームの一員だったこと。(後ほど判明)

 

志望校を変えたいと担任と話した日にさかのぼる。

 

志望校のレベルを爆上げしたアンケートを提出した翌日、一番下のクラスに変わってから3ヶ月間何も連絡がなかった担任からはじめて電話が入る。

志望校を変えたい旨と親の思いを話す。

📞担任「なるほど…。かなり厳しいとは思いますが、わたしは賛成です。」

えっ!こんな時期に変えても大丈夫ですか…?(言い出したくせに弱気)

📞担任「今ならまだ良いと思います。まずは隔週日曜日に◯◯校(大阪市内)でやってるS中対策クラスへすぐに行くべきです。対策クラスの受講にはある程度の偏差値が要ります。えーっと…次の日曜日はありますね。S中対策クラスに入れるかは置いといて、ひとまず日曜クラスに申し込みするのは大丈夫ですか?」

お願いします、次の日曜日から大丈夫です。*1

📞担任「それでは早速S中対策チームの責任者の田中(仮)に下の子さんの成績を送り、S中対策クラスへ入れてもらえるか聞きます。ダメと言われたら頼み込みます。いれてもらいます!お母さん、実はわたし昨年までS中対策チームにいたんです、なので田中(仮)とは、その…コネがあります。入れてもらえるよう頼みます!S中対策クラスの次の日には田中(仮)から当校生徒のフィードバックがありますので、田中(仮)と連携して下の子さんをバックアップします!あ、対策クラスに入れるかはまだ分かりませんが!でも入れるよう頑張ります!!」

(せんせい、早口やな……。自分の浸かる沼をのぞいてる知り合いにあれこれオススメするオタクと同じしゃべり方…笑。)

お手数おかけします、お願いします。

📞担任「お母さん、今日下の子さん、塾に来れますか?」

え?!今日は塾休みですよね?いけますけど…。

📞担任「良かったら自習室に来てもらってください。わたし今日1時間ほど時間があるので、その時に下の子さんのお気持ちを聞いて、S中を目指して頑張ろうとお話したいです。下の子さんとお話した手応えとS中対策責任者田中の意見を、また明日お電話します!」

 

……とこのように、先生は、自担について語るヲタのように生き生きと早口で、今やるべきことと今後のことを手際よく教えてくださった。2年以上手探り状態だった下の子の受験において、はじめて行く先に灯りを灯してくださる方が現れたと思った。

 

この後下の子はやる気を出して勉強に励み、成績も順調に上がりましたとさ。ちゃんちゃん。

 

とはいかない。そらそうよ。

 

でも、勉強に対する姿勢がそれからほんの少しだけ変わった。

勉強しいやと言うまでしないけど、しいや〜と言ったらシュッとするようになったり。

頑張って週1回、授業のあと残って自習していたのが、気づいたら週4回当たり前に残るようになったり。

そんな少しずつの積み重ねが、12月に入って目に見える結果として出てきた。

月イチの模試の結果が少し安定した。

 

下の子の成績はとにかく安定感がなかった。ガーンと国語が悪い時は算数でカバーしたり、理科がいつもより悪いけどたまたま国語が良かったりと、下手くそな綱渡りのようにフラフラの状態。理科が苦手なのは明白だったが、どの教科が得意なのかよく分からなかった。

12月に入ってからは、苦手な理科が点数をとれるようになったのもあってどの教科も同じくらいの成績になり、その結果いつもよりふわりと成績が上がった。よく見たら10〜11〜12月と徐々に上がってる気もする。下がってないだけでもすごい*2。やるやん。

S中対策クラスが効いてきた。

10月頭時点の下の子の成績を見て、S中対策チームリーダーの田中(仮)先生は、ぜひおいで!頑張ろう!と言ってくださったそう。大阪市内の校舎の先生で、我々親は先生と直接接点はない。だが、担任の先生から、S中対策クラスのフィードバックのご報告を何度かいただき、その細やかなフォローとコメントの厳しさに信頼感を増していた。

数日前のS中クラスのZOOM保護者会で、画面越しにお話される姿を初めて見た。豊富な知識と迷いのない話ぶり。この先生についていけばS中に合格できると思える。厳しい先生だけれど。

S中クラス保護者会では、これから受験までのスケジュールとS中志望者の動きの確認、この4週間で勉強すべきこと、S中の出願手続きについての確認とアドバイス(ネット出願にしてほしい旨とその理由)(理由がほおお…と思うものだった、書きづらいので知りたい方は直接私まで)、受験当日のスケジュールと保護者の動き(塾で激励会のち学校へ移動)(例年ならばハチマキを巻いた先生が登りを持って帯同して全員で移動するらしい、テレビで見たことあるやつ)など細かい説明があった。

 

なにこの手厚さ……!

 

上の子の第一志望校は、当塾では受ける人は多いが基本すべりどめという立ち位置。受験当日は一応先生が数人入り口で待機してくださっていたが、知らない先生ばかりでクールな上の子はスルーしていた。無知な親子は点呼時間の20分前という遅い時間に学校へ到着してしまい、人気のない中バタバタっと入試会場に入らせたのは正直焦った。(上の子の入試当日の日記→1/19(土)晴れ 子ども受験当日 - まものブログ  )*3

今回は志望校近くの塾で集合、事前教材が配布され頭のウォーミングアップをしたりと準備運動をしてもらえる。保護者会では、前年度の合格者アンケートから、受かった生徒さんたちの前の日の就寝時間まで披露された。

そもそもS中志望者の保護者会があるのにもビックリ。すべり止め校が第一志望だった上の子のときとの差よ。塾が推すメイン志望校のひとつを受けると、こんなにも手取り足取りフォローしてもらえるのか…。

もとの志望校のままだと上の子の時と同じく、いや、それ以上に放置されるところだったのでは。和歌山だから当塾から受ける子も少ないし。あ、もとの志望校は第二志望で受けるよ。担任からは「まぁ…受かるでしょ。」と特にアドバイスはなかった。ウチが受ける時間のは不思議な問題体制だから仕方ないのかもしれない。

 

そんなこんなで、初めての手厚い塾からのサポートを受けてつまずきをなるべく回避しつつ、親子で最後の追い込みに突入している。

昨日の最終懇談では第一声

「志望校、S中に変えて良かったですよね!」

と担任に言ってもらえたので、変えたのは間違いではなかった。

懇談で話したことは、また気が向けば書くね。一応二度目の受験なのもあり、あれこれ聞きたいことを準備してしっかり聞けたから、実りある懇談だったとおもう。

受験当日まであと25日。

 

 

*1:2回分ずつ支払うシステムで、その日スタートやと1回分が無駄になると言われたが構わなかった。

*2:それまで下がる一方だった…。

*3:久しぶりに読み返して、今回の受験に役立つことがほとんどなくてふいたw 内容薄すぎwww 収穫は、受験校へは早めに行けよ!ってことくらい