まものブログ

日々の記録

11/18(日)曇り 犬との別れ

15歳の犬が旅立った。

昨日から立てなくなっていた犬、ご飯だけでなく大好きな砂ぎものおやつまで食べなくなってしまった。彼女の命を繋いでいる薬を口の中に押し込んで、薬が溶ける頃合いを見計らって側を離れると、器用にぺっと口から出していた。断固拒否かぁぁ。困った。

夜中0:45頃にケージをのぞくと、定位置に寝そべったまま用を足していた。少し様子がおかしい気がして寝ていた夫を起こす。ケージから出して夫が身体を拭いているうちに、静かに息を引き取った。2人で泣きながら身体とケージを綺麗にして、バスタオルにくるんでケージに寝かす。今にも起きておやつをせがみそう。身体を撫でるとまだ温かい。頭のてっぺんを優しく撫でると目を細めて喜ぶんだよなぁと思いながら頭を撫でるけど、動かない。寝る準備をしたあともう一度と撫でると、冷たく硬くなり始めてて、ああ、もう生きてないんだとようやく頭が理解する。

朝起きたらお花が添えられていた。義母が朝から買ってきてくれたんだなぁ。ありがたい。花の横の包み紙は?と見るとお線香で、思わず吹いてしまった。犬もお線香あげていいのね。

朝から子どもたちの予定があり、夫と手分けして送迎。下の子の用事が終わるときに犬の亡骸を連れて迎えに来てもらい、家族で市の斎場へ向かう。今年始めに一度ガクっと体調を崩してから、もしものときにどうするかを夫とはそれとなく話していて、市の斎場での火葬をお願いしようと言っていた。お骨あげなどは出来ないけれどそういうつもりもないし、斎場の動物供養塔にいつでもお参り出来る。葬儀場で犬と最後のお別れをした。

悲しい気持ちでも腹は減る。私の知る市内の格式ばってないお店の中で一番お高く美味しいビストロへ行こう!と提案すると下の子が「そここないだばあちゃんと行った、美味しいよなー。」と。マジすか。おかんは数年ぶりやよ…。上の子の受験系の用事が増えて義母に預けることが多い下は、団塊世代特有の食べ物にはお金を惜しまない義母に連れられて私よりいろんなお店で美味しいものを食べている。

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下「ビンに入った野菜いらん。」ビンに入ってなくてもいらんやろ。

ウニのババロア

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牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。

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美味しいものを食べたら少し元気になれる。

午前中に下の子の付き添いで不在にしてる間に、夫が予約してた動物病院のキャンセルやレンタルしてる酸素の機械の引き取り手続きなど、各方面に連絡してくれていた。とても助かった。

夕方に酸素の機械を引き取ってもらい、ケージも綺麗に片付けた。リビングがぽかんと広くなった。下の子が「次に何かまたペット飼うん?」と無邪気に何度か聞いてくるが、分からない、今は考えられないというのが正直な気持ち。あ、犬の死亡届も出さなあかんよな。明日保健センターに電話しな。

犬のいない生活がどんなものか忘れてしまった。いるのが当たり前すぎて。